理事長の挨拶


この協会を立ち上げようと思ったきっかけは、2011年に大きな災害 東日本大震災がおこりこの震災を教訓に、環境省は2013年【災害時におけるペットの救護対策ガイドライン】を定め、災害時は飼い主らの安全確保を前提に飼い主と一緒に避難する「同行避難」を原則とすることを決めました。
私自身幼いときから犬を飼っており、ペットは家族同然で育ってきました。
今現在2頭の大型犬との暮らしの中でペットたちの素晴らしさを知りました。
ペットとの暮らしの中で私自身も犬猫の生態勉強や動物救命、ペットの介護、ペットの災害対策を学びました。
そして、ペット防災を学びながら、もし今災害が起こったとき、この子達を連れて避難所に行ってもいいのであろうか?
避難所で受け入れてもらえるのだろうか?と考えていた矢先に去年2016年4月に熊本震災が起こりました。
その時の報道やネットの情報で、避難所内でのトラブル等が相次ぎペットと一緒に避難しても受け入れてもらえない行き場を失っている飼い主さんとペットがたくさん居たと報道されていました。
確かに動物が苦手な方やアレルギーのある方への配慮や避難所内での鳴き声や臭い排泄物などの衛生問題は、避難所生活の中では大きなトラブルを招いてしまいます。
その事から飼い主さん自身は、トラブルを避けるためにやむ おえず倒壊しかけた家にペットと一緒に残り危険な場所に留まることしかできなかったり、家に帰れない方はペットと一緒に車中泊を余儀なくされ、その中には悲しい事に、エコノミー症候群などで震災関連死が増えてしまいました。
そして震災後、命は助かったものの飼い主とペットが離れ離れになったり負傷や衰弱したり、そして死亡していまうことも沢山ありました。
災害後ペットの保護が大変難しい問題にもなりました。
もし同行避難が当たり前に出来ていたら飼い主さんの元に帰れない被災ペットや悲しい震災関連死は少なくても起きてはいなかったのではないかと思います。
この様な事態を防ぐためにも私たち協会が目指しているのは、【ペットと飼い主さんが安心して避難できる場所】を作っていきたいと思っております。
その為には、飼い主さん自身も大切な家族(ペットの命)を守るために、平時から災害に備えての準備、しつけやマナーの向上を一緒に学んでいけたらと思っております。
そして命の大切さを次世代の子供達にも伝えていきたいと考えております。
これ以上災害時に多くのペットたちが悲しい思いや犠牲にならないためにも・・・

理事長 中川都子